From: yamaoka Date: Wed, 8 Mar 2006 09:06:21 +0000 (+0000) Subject: Synch to No Gnus 200603080905. X-Git-Tag: ngnus-0_4-doc-ja~17 X-Git-Url: http://git.chise.org/cgi-bin/gitweb.cgi?a=commitdiff_plain;h=0d77da2cd0f13c17343504dedd01674f1c37bf0c;p=elisp%2Fgnus-doc-ja.git Synch to No Gnus 200603080905. --- diff --git a/gnus-ja.texi b/gnus-ja.texi index 6befecb..f0e8a9f 100644 --- a/gnus-ja.texi +++ b/gnus-ja.texi @@ -14058,14 +14058,21 @@ UNDELETED} はおそらくたいていの人には最良の選択でしょうが、ときど 現の展開が行なわれます。後述の例 (訳注: @samp{\\&}, @samp{\\1}〜@samp{\\9}) を見て下さい。 -@item (@var{field} @var{value} [- @var{restrict} [@dots{}] ] @var{split}) -もし分割がリストで、最初の要素が文字列であり、ヘッダーの @var{field} (正 -規表現) が @var{value} (これも正規表現) を含んでいる場合、メッセージ -を @var{split} で指定されたグループに格納します。@var{field} の後にあっ -てしかも合致した @var{value} の最後尾より前にある何かの文字列 -に @var{restrict} (これもまた正規表現) が合致したら、@var{split} は無視 -されます。いくつかの @var{restrict} のどれもが合致しなけれ -ば @var{split} が実行されます。 +@c この行を折り返さないで下さい。 +@item (@var{field} @var{value} [- @var{restrict} [@dots{}] ] @var{split} [@var{invert-match-partial-words}]) +もし分割がリストで、最初の要素が文字列であり、@var{field} (正規表現) に +合致するヘッダーが @var{value} (これも正規表現) に合致する文字列を含んで +いたならば、@var{split} で指定されたグループにメッセージを格納します。 +@var{field} の後にあって、しかも合致した @var{value} の最後尾より前にあ +る何かの文字列に @var{restrict} (これもまた正規表現) が合致したら、 +@var{split} は無視されます。いくつかの @var{restrict} のどれもが合致しな +ければ @var{split} が実行されます。 + +最後の要素 @var{invert-match-partial-words} は任意です。これが省略されて +いなくて、しかも値が @code{nil} でなければ、語 (word) の境界をまたいで正 +規表現の合致を行なうかどうかの振る舞 +い (@code{nnmail-split-fancy-match-partial-words} 変数によって制御されま +す) が反転します (下記参照)。 @item (| @var{split} @dots{}) 分割がリストで、最初の要素が @code{|} (垂直棒) だったら、それぞれ @@ -14117,39 +14124,50 @@ UNDELETED} はおそらくたいていの人には最良の選択でしょうが、ときど 分割が @code{nil} だったら、それは無視されます。 @end table -これらの分割で、@var{fileld} は完全なフィールド名に合致しなければなりま -せん。@var{value} は基礎モード (fundamental mode) 構文テーブル (syntax -table) に従って完全に合致しなければなりません。フィールド名か語の一部分 -に合致させるために、正規表現で @code{.*} を使うことができます。言い換え -れば、すべての @var{value} は @samp{\<} と @samp{\>} の対で囲まれます。 +これらの分割で @var{fileld} は完全なフィールド名 (と言うかヘッダー名) に +合致しなければなりません。 -@quotation -訳注: この件は非常に重要です。例えば以下の分割は、ディフォルトでは永久 -に @samp{foo@@example.com} というメールアドレスに合致することはありませ -ん: +通常これらの分割における @var{value} は、基礎モード (fundamental +mode) 構文テーブル (syntax table) に従って、完全に @emph{語} (word) に合 +致しなければなりません。言い換えれば、すべての @var{value} は暗 +に @code{\<...\>} 印 (語の区切り記号) で囲まれます。したがって、例えば以 +下の分割を使うと、 -@lisp -;; @r{@@example.com} から来たすべてのメールを example グループに入れる。 -(from "@@example\\.com" "example") -@end lisp +@example +(any "joe" "joemail") +@end example -なぜかと言うと、実際に行なわれる処理は +@noindent +@samp{joedavis@@foo.org} からやって来たメッセージは、通 +常 @samp{joemail} には格納されないでしょう。この振る舞いを変更したければ、 +以下の三つのやり方のどれでもを使うことができます: -@lisp -(string-match "@@example\\.com" "foo@@example.com") -@end lisp +@enumerate +@item +@vindex nnmail-split-fancy-match-partial-words +@code{nnmail-split-fancy-match-partial-words} 変数を @code{nil} ではない +値に設定することによって、語の境界を無視させることができます。すると、合 +致はより grep ふうになります。この変数は、特級分割で語の境界をまたいだ合 +致を行なうかどうかを制御します。ディフォルト値は @code{nil} です。 -ではなくて、 +分割の規則のすべての @var{value} に影響することに注意して下さい。 -@lisp -(string-match "\\<@@example\\.com\\>" "foo@@example.com") -@end lisp +@item +@code{.*} で始まる @var{value} は、語の前にある語の境界を無視させます。 +同様に @code{.*} で終わる @var{value} は、語の後ろにある語の境界を無視さ +せます。例えば @code{"@@example\\.com"} とい +う @var{value} は @samp{foo@@example.com} に合致しませんが、 +@code{".*@@example\\.com"} ならば合致します。 -だからです。 -@code{nnmail-split-fancy-match-partial-words} (後述) を @code{nil} では -ない値に設定すれば、あなたが設定した正規表現は @samp{\<} と @samp{\>} の -対で囲まれません。 -@end quotation +@item +この章の最初の方で述べた @var{invert-match-partial-words} フラグを、 +@samp{(@var{field} @var{value} @dots{})} 型の分割規則で使うことができま +す。このフラグが設定されていると、 +@code{nnmail-split-fancy-match-partial-words} が @code{nil} であっても、 +語の両側にある語の境界は無視されます。逆に、このフラグが設定されていると、 +@code{nnmail-split-fancy-match-partial-words} が @code{nil} ではない値で +あっても、語の境界は無視されません。 +@end enumerate @vindex nnmail-split-abbrev-alist @var{field} と @var{value} は Lisp シンボルであることもできます。その場 @@ -14199,24 +14217,6 @@ table) に従って完全に合致しなければなりません。フィールド名か語の一部分 も、複数のグループが生成されてしまうことを避けることができます。ディフォ ルトは @code{t} です。 -@vindex nnmail-split-fancy-match-partial-words -@code{nnmail-split-fancy-match-partial-words} は、特級分割で部分的な語が -合致するかどうかを制御します。 - -通常 @code{nnmail-split-fancy} で与えられる正規表現は、暗に語の区切りを -表す @code{\<...\>} 印で囲まれています。この変数が真であると、それらは何 -によっても暗に囲まれません。 - -@example -(any "joe" "joemail") -@end example - -この例では、@samp{joedavis@@foo.org} から来たメッセージは、ディフォルト -では @samp{joemail} に格納されません。しかし、 -@code{nnmail-split-fancy-match-partial-words} を @code{t} に設定すると合 -致が起きます。要するに、語を区切る条件が削除され、代わりに合致がよ -り grep らしくなるのです。 - @findex nnmail-split-fancy-with-parent 関数 @code{nnmail-split-fancy-with-parent} は、フォローアップ記事を親記 事と同じグループに振り分けるために使います。メールの振り分けを一生懸命設