From: tomo Date: Wed, 10 Jul 2002 08:08:01 +0000 (+0000) Subject: Rename index.ja.html to index.html.ja.iso-2022-jp. X-Git-Url: http://git.chise.org/cgi-bin/gitweb.cgi?a=commitdiff_plain;h=4b03ed0fe60b46e97f733e2a01c5d6402898543a;p=www%2Felisp%2Fsemi.git Rename index.ja.html to index.html.ja.iso-2022-jp. --- diff --git a/index.html.ja.iso-2022-jp b/index.html.ja.iso-2022-jp new file mode 100644 index 0000000..e2e3bbb --- /dev/null +++ b/index.html.ja.iso-2022-jp @@ -0,0 +1,336 @@ + + + +SEMI + + + + +

SEMI

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+ +Last modified: Fri Nov 12 15:57:31 JST 1999 + +
+ +Semi + +
+[English page is here]
+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +

+現在の最新版は + +SEMI 1.13.7 (粟津) + +です。なお、この版を使うためには + +FLIM 1.13.2 (笠縫) + +が必要です。 +

+この版には Chaos 1.13, Nana-gnus 6.13, ET-gnus, Wanderlust 2.* +等が対応します。 +
+ +
+SEMI 1.12, Semi-gnus 6.10, Chaos 1.12, Nana-gnus 6.12, T-gnus, +Wanderlust 1.* 等を使う場合 + +FLIM 1.12.7 (結崎) + +と + +SEMI 1.13.4 (寺井) + +の組合せ、もしくは、SEMI 1.12 系をお使いください。 +
+ +

+なお、現在の開発用の枝は semi-1_13 です。 + + +


+ +

SEMI って何?

+SEMI +

+SEMI は FLIM +の機能を利用して、利用者に Internet message の構造を扱うための対話的な +user interface を提供するための層で、 +message の表示や entity +の再生処理などを行う MIME-View と message の編集を行うための MIME-Edit +からなります。 +

+SEMI は MIME 処理を行うための user interface のための汎用的な核として、 +さまざまな MUA (Message User Interface) で利用することを考慮しています。 +MIME-View の表示および再生処理は、『実行状況モデル』に基づき、 +

    +
  1. entity の構造に関する情報 +
  2. MUA の種類などの実行環境に関する情報 +
  3. 操作の種類 +
  4. SEMI 標準のものおよび利用者が + + mailcap + + 等で設定した処理条件 +
+といった制約を満たした実行状況に関する情報を捜し出し、それに応じて行わ +れます。このような方法により、message の構造を実行環境と利用者の意図を +反映した形で解釈することを可能にしています。再生処理に関しては例示イン +ターフェース的な考え方による、利用者の操作に対する適応も行っています。 +表示に関してもこの考え方を採り入れる予定です。 +

+現在 SEMI 実装としては +SEMI と +widget を用いた +WEMI +があります。 + +


+ +

SEMI archives

+ + +
+ +

SEMI を利用している package

+ + +

[NOTE] XEmacs で Semi-gnus を利用する場合は +rmail-xemacs.tar.gz + を入れましょう。XEmacs で rmail-mime +を使う場合も同様です。但し、rmail-mime +が正常に動作するかどうかは十分に検証されていません。 + +


+ +

過去・現在・未来?

+

+1993 年の初夏、私はレポートの現実逃避(^_^;から mh-e や GNUS で MIME 機 +能(特に + +encoded-word +)を利用する試みをはじめました。この後、encoded-word を扱うための +program は“tiny-mime”という program として公開しました。当時は公開し +てそれで終りというつもりだったんですが、まさかそれから5年も続ける羽目 +になろうとは。 +

+“tiny-mime”は思いの他反響が大きく、大量の mail に耐えかねて tm +mailing list を作りました。mailing list の member の協力もあり、 +“tiny-mime”は何度か version up され、mh-e や GNUS でこれを利用するた +めの設定サンプルも公開しました。これらは後に“tm”という package にま +とめて配布するようになりました。 +

+“tm”では当初 body に対しては metamail を利用した viewer を用いていま +したが、後に、Emacs Lisp で書いた“tm-view”という viewer を実装しまし +た(修士研究の現実逃避(^_^;)。 +

+tm mailing list の member から周辺 module が提供されたこともあり、tm +は急速に成長して生きました。 +やがては tm は高機能な MIME 機能を提供する MUA attachment +として世界中で広く使われるようになりました。しかし、 +一方で、tm の提供する機能の古さも目立つようになって来ました。これは +tm が元々 Emacs 18 の時代に設計され、Emacs 18 を support +し続けていたからです。 +このため、Emacs 19 で導入された機能の内 Emacs 18 で emulate +できないものは根幹部で利用することができなかったのです。 +しかし、徐々に Emacs 19 以降や XEmacs への移行が進み、 +Emacs 18 を support するための機能制限の +デメリットが目立つようになって来ました。 +また、長年の機能拡張のために見通しの悪くなった部分や、 +当初の無知や技術力不足により emacs +の慣習に反する部分や効率の悪い部分も見受けられましたが、 +過去のしがらみでなかなかいじる訳にはいきませんでした。 +こうした問題を解決したいと思うようになっていましたが、1996 年春ついに +tm のリストラを決意し、その作業を開始しました。 +

+tm は『大盛り package』という形で、tm に関わるさまざまな module や、 +MIME 処理に関わらないものまで入っていましたが、これを +APEL, +FLIM, +SEMI と +EMH などの +MUA interface module に再編しました。 + +bitmap-mule + +や +mu-cite +などは別配布としました。その後、 +Semi-gnus project +などもはじまりました。 +

+これまで、FLIM では mime-entity 抽象や mm-backend, mel-backend が導入 +され、さまざまな環境での効率的な使用に配慮した抽象化を行った API の整 +備が進んでいます。 +

+SEMI では + +mailcap + +による外部 method の設定機能を追加しました。 +Emacs lisp が苦手な人でも気軽に外部 method を設定でき、 +SEMI 以外の MUA と設定を共有することも可能になりました。 +また、tm では外部 method に特別な shell script +を用いていたため非 UNIX 環境で工夫が必要でしたが、 +新方式では mailcap file を書くだけで良くなり +Windows 95 などの非 UNIX 環境では特にその恩恵が大きいといえるでしょう。 +mailcap の導入に伴い、複数の method が競合しやすくなり、また、優先度を +決めるのが難しくなったために、method 選択 menu を導入しました。毎回 +menu で選択するのは面倒臭いので選択結果を記録して、 +2度目からは前回に最も似た method +を選ぶ機能(用例に基づく適応インターフェース)を導入しました。 +C-u v のように C-u 付きで再生すると +過去の用例を無視して全候補から選択することも可能であり、この場合には選 +択結果を登録し以後の method 選択においてこの結果を配慮します +(用例に関する例示インターフェース)。また +multipart/alternative の選択表示も実装されました。mime-entity 抽象を利 +用した API の整備も進んでいます。 +

+今後は FLIM API のさらなる整備や、SEMI MIME-Edit の再設計が計画されて +います。 + +


+ +

SEMI 1.13 の開発目標

+

+従来、mime-view は ``raw-buffer'' と ``preview-buffer'' という2つの +buffer で message を管理するというモデルで設計されて来ました。 +

+しかしながら、このモデルに基づき、message に対応する ``raw-buffer'' +を要求すると、IMAP4 のように、大きな entity +の不用意な転送が望ましくない表現方式でも ``raw-buffer'' が必要になり、 +必要がなくても常に message +内容全体を転送することになり、問題です。また、 +FLIM では既に ``raw-buffer'' と ``preview-buffer'' という2つの +buffer で message を管理するというモデルは破棄されています。 +

+このため、SEMI 1.13 では FLIM の mime-entity 抽象を全面的に用いて、 +再生処理に於いて ``raw-buffer'' を不要にします。 + + +

SEMI 1.13 の新機能

+ + + +

bug fix

+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
+ +

参考文献

+ + +
+ + +[Emacsen(日本語)] + + +[Emacsen (English)] + + + + diff --git a/index.ja.html b/index.ja.html deleted file mode 100644 index e2e3bbb..0000000 --- a/index.ja.html +++ /dev/null @@ -1,336 +0,0 @@ - - - -SEMI - - - - -

SEMI

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-現在の最新版は - -SEMI 1.13.7 (粟津) - -です。なお、この版を使うためには - -FLIM 1.13.2 (笠縫) - -が必要です。 -

-この版には Chaos 1.13, Nana-gnus 6.13, ET-gnus, Wanderlust 2.* -等が対応します。 -
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-SEMI 1.12, Semi-gnus 6.10, Chaos 1.12, Nana-gnus 6.12, T-gnus, -Wanderlust 1.* 等を使う場合 - -FLIM 1.12.7 (結崎) - -と - -SEMI 1.13.4 (寺井) - -の組合せ、もしくは、SEMI 1.12 系をお使いください。 -
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-なお、現在の開発用の枝は semi-1_13 です。 - - -


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SEMI って何?

-SEMI -

-SEMI は FLIM -の機能を利用して、利用者に Internet message の構造を扱うための対話的な -user interface を提供するための層で、 -message の表示や entity -の再生処理などを行う MIME-View と message の編集を行うための MIME-Edit -からなります。 -

-SEMI は MIME 処理を行うための user interface のための汎用的な核として、 -さまざまな MUA (Message User Interface) で利用することを考慮しています。 -MIME-View の表示および再生処理は、『実行状況モデル』に基づき、 -

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  1. entity の構造に関する情報 -
  2. MUA の種類などの実行環境に関する情報 -
  3. 操作の種類 -
  4. SEMI 標準のものおよび利用者が - - mailcap - - 等で設定した処理条件 -
-といった制約を満たした実行状況に関する情報を捜し出し、それに応じて行わ -れます。このような方法により、message の構造を実行環境と利用者の意図を -反映した形で解釈することを可能にしています。再生処理に関しては例示イン -ターフェース的な考え方による、利用者の操作に対する適応も行っています。 -表示に関してもこの考え方を採り入れる予定です。 -

-現在 SEMI 実装としては -SEMI と -widget を用いた -WEMI -があります。 - -


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SEMI archives

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SEMI を利用している package

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[NOTE] XEmacs で Semi-gnus を利用する場合は -rmail-xemacs.tar.gz - を入れましょう。XEmacs で rmail-mime -を使う場合も同様です。但し、rmail-mime -が正常に動作するかどうかは十分に検証されていません。 - -


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過去・現在・未来?

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-1993 年の初夏、私はレポートの現実逃避(^_^;から mh-e や GNUS で MIME 機 -能(特に - -encoded-word -)を利用する試みをはじめました。この後、encoded-word を扱うための -program は“tiny-mime”という program として公開しました。当時は公開し -てそれで終りというつもりだったんですが、まさかそれから5年も続ける羽目 -になろうとは。 -

-“tiny-mime”は思いの他反響が大きく、大量の mail に耐えかねて tm -mailing list を作りました。mailing list の member の協力もあり、 -“tiny-mime”は何度か version up され、mh-e や GNUS でこれを利用するた -めの設定サンプルも公開しました。これらは後に“tm”という package にま -とめて配布するようになりました。 -

-“tm”では当初 body に対しては metamail を利用した viewer を用いていま -したが、後に、Emacs Lisp で書いた“tm-view”という viewer を実装しまし -た(修士研究の現実逃避(^_^;)。 -

-tm mailing list の member から周辺 module が提供されたこともあり、tm -は急速に成長して生きました。 -やがては tm は高機能な MIME 機能を提供する MUA attachment -として世界中で広く使われるようになりました。しかし、 -一方で、tm の提供する機能の古さも目立つようになって来ました。これは -tm が元々 Emacs 18 の時代に設計され、Emacs 18 を support -し続けていたからです。 -このため、Emacs 19 で導入された機能の内 Emacs 18 で emulate -できないものは根幹部で利用することができなかったのです。 -しかし、徐々に Emacs 19 以降や XEmacs への移行が進み、 -Emacs 18 を support するための機能制限の -デメリットが目立つようになって来ました。 -また、長年の機能拡張のために見通しの悪くなった部分や、 -当初の無知や技術力不足により emacs -の慣習に反する部分や効率の悪い部分も見受けられましたが、 -過去のしがらみでなかなかいじる訳にはいきませんでした。 -こうした問題を解決したいと思うようになっていましたが、1996 年春ついに -tm のリストラを決意し、その作業を開始しました。 -

-tm は『大盛り package』という形で、tm に関わるさまざまな module や、 -MIME 処理に関わらないものまで入っていましたが、これを -APEL, -FLIM, -SEMI と -EMH などの -MUA interface module に再編しました。 - -bitmap-mule - -や -mu-cite -などは別配布としました。その後、 -Semi-gnus project -などもはじまりました。 -

-これまで、FLIM では mime-entity 抽象や mm-backend, mel-backend が導入 -され、さまざまな環境での効率的な使用に配慮した抽象化を行った API の整 -備が進んでいます。 -

-SEMI では - -mailcap - -による外部 method の設定機能を追加しました。 -Emacs lisp が苦手な人でも気軽に外部 method を設定でき、 -SEMI 以外の MUA と設定を共有することも可能になりました。 -また、tm では外部 method に特別な shell script -を用いていたため非 UNIX 環境で工夫が必要でしたが、 -新方式では mailcap file を書くだけで良くなり -Windows 95 などの非 UNIX 環境では特にその恩恵が大きいといえるでしょう。 -mailcap の導入に伴い、複数の method が競合しやすくなり、また、優先度を -決めるのが難しくなったために、method 選択 menu を導入しました。毎回 -menu で選択するのは面倒臭いので選択結果を記録して、 -2度目からは前回に最も似た method -を選ぶ機能(用例に基づく適応インターフェース)を導入しました。 -C-u v のように C-u 付きで再生すると -過去の用例を無視して全候補から選択することも可能であり、この場合には選 -択結果を登録し以後の method 選択においてこの結果を配慮します -(用例に関する例示インターフェース)。また -multipart/alternative の選択表示も実装されました。mime-entity 抽象を利 -用した API の整備も進んでいます。 -

-今後は FLIM API のさらなる整備や、SEMI MIME-Edit の再設計が計画されて -います。 - -


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SEMI 1.13 の開発目標

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-従来、mime-view は ``raw-buffer'' と ``preview-buffer'' という2つの -buffer で message を管理するというモデルで設計されて来ました。 -

-しかしながら、このモデルに基づき、message に対応する ``raw-buffer'' -を要求すると、IMAP4 のように、大きな entity -の不用意な転送が望ましくない表現方式でも ``raw-buffer'' が必要になり、 -必要がなくても常に message -内容全体を転送することになり、問題です。また、 -FLIM では既に ``raw-buffer'' と ``preview-buffer'' という2つの -buffer で message を管理するというモデルは破棄されています。 -

-このため、SEMI 1.13 では FLIM の mime-entity 抽象を全面的に用いて、 -再生処理に於いて ``raw-buffer'' を不要にします。 - - -

SEMI 1.13 の新機能

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bug fix

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参考文献

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- - -[Emacsen(日本語)] - - -[Emacsen (English)] - - - -