From 24ae74007d0958fc3a3ccee146b846240a3ed2bd Mon Sep 17 00:00:00 2001 From: ichikawa Date: Mon, 1 Feb 1999 05:47:28 +0000 Subject: [PATCH] * README-offline.ja: Add description written by YOSHIZAWA Masahiro --- ChangeLog | 5 ++ README-offline.en | 1 - README-offline.ja | 138 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++- 3 files changed, 141 insertions(+), 3 deletions(-) diff --git a/ChangeLog b/ChangeLog index b99ef1d..2c777e1 100644 --- a/ChangeLog +++ b/ChangeLog @@ -1,4 +1,9 @@ 1999-02-01 Tatsuya Ichikawa + + * README-offline.ja: Add description written by YOSHIZAWA Masahiro + + +1999-02-01 Tatsuya Ichikawa Tsukamoto Tetsuo * lisp/gnus-offline.el (gnus-offline-gnus-get-new-news): Modify for diff --git a/README-offline.en b/README-offline.en index 58c379c..8854b25 100644 --- a/README-offline.en +++ b/README-offline.en @@ -1,4 +1,3 @@ - User definable variables in gnus-offline o gnus-offline-dialup-program diff --git a/README-offline.ja b/README-offline.ja index 2d91cf0..36a1b46 100644 --- a/README-offline.ja +++ b/README-offline.ja @@ -1,5 +1,86 @@ +1) gnus-offline (Gnus Offline Backend Utility)って何? -gnus-offline で設定可能な変数一覧 +これは Semi-gnus でメッセージをより容易にオフライン環境で扱うためのユー +ティリティです。 + +主として Semi-gnus の `Agent' と呼ばれる機能のために書か +れています。 + +また、gnspool などの外部プログラムを用いた nnspool でも使うことができま +す。また、別途配布の Miee.el を送信に使用することも可能です。 + +;; gnus-offline を使わなくてもオフラインでの読み書きは出来ますが、 +;; gnus-offline を使えばより設定・操作が簡単に出来ます。 + +具体的には + +・動作に必要な変数の対話的設定が可能 + +・グループバッファで“g”とタイプするだけで ダイアルアップ->メイルおよび +ネットニュースの送受信->ダイアルアップの切断 という動作を一気に行うこと +が可能になります。(ただし接続・および切断は別途専用のツールが必要です) + +なお、このドキュメントでは送受信ともに gnus-agent を使うことを前提に解説 +します。 + +2) インストール + +T-gnus をお使いの場合、gnus-offline.el は特に何も考えなくても T-gnus と +同時にインストールされます。そうでない場合は load-path の通ったディレク +トリに gnus-offline.el と gnus-ofsetup.el を(バイトコンパイルして)置きま +す。 + +3) 使い方 + +・Semi-gnus の一般的な使用方法について info などで調べて設定してください。 + +・以下のコードを .emacs に加えます。 + + (load "gnus-ofsetup") + (gnus-setup-for-offline) + (load gnus-offline-setting-file) + +・以下のコードを .gnus に加えます。 + + (gnus-agentize) + +・Emacs を再起動します。すると、gnus-ofsetup.el が起動しますので、対話的 +に必要な変数の設定を行います。(何を入力したらいいかわからない場合は 4) +を参照するか、TAB で入力可能な候補を一覧表示させるかしてください)すべて +設定するとホームディレクトリに .gnus-offline.el というファイルが出来上が +ります。 + +・このあと一旦オンラインでサーバーに接続して、購読するグループを決めてく +ださい。(詳しい方法は Gnus の info を見てください) + +・.gnus に以下のコードを加えます。 + +(gnus-agent-toggle-plugged nil) + +これで Gnus を再起動すればグループバッファで“g”とタイプすることにより +前記の動作をするはずです。 + + +◆また、同梱の pop3-fma.el を用いると複数のメイルアカウントを管理するこ +とが出来ます。 + +<<<<<< 注意 >>>>>>>>>>> +ただし、T-gnus 6.10.56 以降のバージョンを使用する方は pop3-fma.el は含ま +れていません。Gnus が複数の POP3 アカウントを扱えるようになりましたので、 +pop3-fma.el の設定は外してください。 + +・pop3-fma-spool-file-alist +    '( + ("po:アカウント1@popサーバ1" pass) + ("po:アカウント2@popサーバ2" pass) + : + : + )) +・pop3-fma-movemail-type + メイル受信に movemail.exe を使う('exe)か pop3.el('lisp) を使うか。 + + +3) gnus-offline で設定可能な変数一覧 ・gnus-offline-dialup-program ダイアルアップするプログラム名 @@ -87,7 +168,7 @@ gnus-offline で設定可能な変数一覧 ・gnus-offline-pop-password-decoding-function パスワードを保存する際の暗号化を行うための関数。 -gnus-offline M-x で実行可能なコマンド一覧 +4) gnus-offline M-x で実行可能なコマンド一覧 ・M-x gnus-offline-toggle-plugged offline 状態/Online 状態を切替えます。 @@ -113,3 +194,56 @@ gnus-offline M-x で実行可能なコマンド一覧 ・M-x gnus-offline-agent-expire 既読の記事を expire します。 + + +5)【!!!重要!!!】 pop パスワードの管理方法について +<<<<<< 注意 >>>>>>>>>>> +ただし、T-gnus 6.10.56 以降のバージョンを使用する方は pop3-fma.el は含ま +れていません。Gnus が複数の POP3 アカウントを扱えるようになりましたので、 +pop3-fma.el の設定は外してください。 + +デフォルトでは pop サーバのパスワードは pop サーバーにアクセスする度に入 +力する必要があります。(基本的にこのままにしておくことを推奨します) + +しかし、「これだと面倒だしどうせ自分一人しか使わないコンピュータだからそ +れほどパスワードの管理には注意を払う必要がない」という場合にはいくつかの +(手間を省く)方法があります。ただし、当然パスワードを盗まれる危険は増しま +すので以下の方法のいずれかを実行する際には 100% 自己の責任のもとで行って +ください。 + + +まず、パスワードをファイルに残しては置きたくないがメモリ上に変数として残っ +ていても構わない、という場合は、~/.gnus-offline.el に以下のようなコード +を加えてください。 + +(setq pop3-fma-save-password-information t) + +こうすることにより、パスワードは Gnus 起動時に入力するだけになります。 + +また、ファイルに残しても構わないがメモリ上の変数として残したくない場合、 +または全くパスワードの入力を省きたい場合は、.gnus-offline.el に以下のよ +うなコードを加え、パスワードファイルを指定します。 + +(setq gnus-offline-pop-password-file "~/.pop.passwd") + +指定したパスワードファイル(この例では~/.pop.passwd)を作成し、パスワード +の情報を以下のような形式で書きます。 + + (setq pop3-fma-password + '(("SERVER1" "ACCOUNT1" "PASSWORD1") + ("SERVER2" "ACCOUNT2" "PASSWORD2") + ............................ + )) + +このファイルをうっかり開いてしまってもパスワードが見えないように、 +base64 でエンコードすることをお勧めします。その為には + + M-: (base64-encode-region (point-min) (point-max)) + +のようにします(M-: は通常 eval-expression に割りあてられています)。 +もしここでエンコードしなかったならば、~/.gnus-offline.el に + + (setq gnus-offline-pop-password-decoding-function nil) + +と書きます。(ただしこれは非常に危険です。) + ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ -- 1.7.10.4