This file documents tm-edit, a MIME composer for GNU Emacs.
GNU Emacs 用の MIME composer である `tm-edit' について説明します。
tm-edit は GNUS の作者としても有名な 梅田 政信
tag には
single-part tag は single part を表現するための tag で、
TYPE/SUBTYPE および PARAMETERS は
ENCODING は Content-Transfer-Encoding field を表します。これも省略可で
す。
OPTIONAL-FIELDS は Content-Type, Content-Transfer-Encoding 以外の
field を書くための部分で、省略可です。
multi-part tag は multi part を表
現するための tag で、
また、multi-part 開始 tag と multi-part 終了 tag で囲まれた部分を
single-part を作るための操作には以下のようなものがあります。
enclosure を作るための操作としては以下のようなものがあります。
mime/editor-mode におけるその他の操作を説明します。
C-c C-x C-i (
前に C-u を付けた時、および、適当な値が見付からなかった場合、
user に対して値の入力を促します。(前に C-u を付けた時、推
測された値が既定値として用いられます)
file 名に対する既定値を変えたい場合は変数
挿入される file の file 名に対する tag の既定値を与える。
この変数は
message に挿入する data は
よって、7bit しか通さない
同様に、8bit しか通さない MTA を経由する場合、7bit や 8bit の data は
そのままで送れますが、binary の data は 7bit か 8bit に変換しなければ
なりません。
同様に、制御文字を通さない MTA のことや code 変換を行なう MTA も消えて
なくなって欲しいです。(^_^;
binary も通す MTA も存在するんでしょうが、今のところあまり一般的とはい
えないでしょう。
transfer level を表す。
ある data の transfer level がこの値を越える場合、7bit data への変換が
行われる。
現在のところ、7 か 8 が有効である。既定値は 7 である。
EBCDIC を 5, ASCII printable のみを 6, binary を 9 とすることを計画し
ているが、実装の予定はない。
これは
ところで、header で encoded-word を用いずに生で非 ASCII 文字列を入れる
のは間違っています。なぜなら、Internet ではさまざまな符号化文字集合が使われており、
例えば、MIME charset を宣言しなければ
しかしながら、どうしても encoded-word を使いたくない場合には以下の変数
を設定してください。
field 名と符号化法を表す symbol の対からなる連想 list.
field 名は文字列、もしくは、任意の文字列を表す
符号化法は、
field 名は文字列から検索され、指定した文字列が見付からなければ
既定値は
また、field 毎ではなく、符号化文字集合毎に指定したい場合は、変数
Current buffer の message header に存在する非 ASCII 文字を
network 表現に変換します。
optional 引数の code-conversion に非-nil が指定された場合、
encoded-word にしない field を
string を field として encoded-word に変換します。
長い行は RFC 822 に従って折返されます。
string を encoded-word に変換します。
長い行は RFC 822 に従って折返されます。
column はこの文字列が何桁目から始まっているかを指定します。
既定値は 0 です。
mode はこの文字列がどういう部分で使われているかを示します。
指定できる値としては
MIME charset を表す symbol と nil, もしくは、
tm-edit では
但し、この機能を利用するには Mailcrypt package
と pgp command が必要です。
また、変数
PGP での電子書名の形式を指定します。
既定値は
PGP での暗号化の形式を指定します。
既定値は
最初に、tm-edit の前身となった
次に、beta test に協力して下さった日本語版、英語版双方の tm mailing
list の member に感謝します。
single-part に対する操作
enclosure に対する操作
mime/editor-mode におけるその他の操作
挿入される file に対する tag の決定
mime-editor/insert-file
) を実行し
た時、挿入される file に対する media-type や encoding などの tag の情
報は変数 mime-file-types
によって file 名から推測されます。
mime-file-types
を設定して下さい。
transfer level
mime-editor/transfer-level
という変数を持っており、これで
transfer level を表現します。
header での非 ASCII 文字の使用
どうしても encoded-word を使いたくない場合
t
である。
nil
ならば無変換、mime
ならば
encoded-word, MIME charset を表す symbol ならばその符号化文字集合へ
encoded-word を用いずに変換することを表す。
t
を用いる。
mime-eword/charset-encoding-alist
を用いてください。
()
header に関する関数・変数
mime/field-encoding-method-alist
に従って、code 変換しま
す。
text
, comment
,
phrase
があります。既定値は phrase
です。
"B"
か
"Q"
の文字列の対からなる連想 list.
nil
はその MIME charset を encoded-word にしないことを表
し、"B"
はその MIME charset を B 方式の encoded-word にす
ることを表し、"Q"
はその MIME charset を Q 方式の
encoded-word にすることを表す。
PGP
mimed-editor/signing-type
と変数
mime-editor/encrypting-type
に pgp-elkins
か
pgp-kazu
を代入してください。
pgp-elkins
を指定した場合 PGP/MIME が使われ、
pgp-kazu
を指定した場合 PGP-kazu が使われます。
pgp-elkins
か pgp-kazu
を指定してください。
nil
です。
pgp-elkins
か pgp-kazu
を指定してください。
nil
です。
謝辞
概念索引
関数索引
変数索引