X-Git-Url: http://git.chise.org/gitweb/?a=blobdiff_plain;f=README-offline.ja;h=40e7245b756b2dc456171d0dc6a9a19e2a8faf01;hb=9b741e050b400987d68ff761c6cc3276c932839c;hp=2d91cf0bdb507b4c3e532745f4a8a02a27d9eb3e;hpb=db7777917d4679bfa14dd191f047c96a62ce1dd3;p=elisp%2Fgnus.git- diff --git a/README-offline.ja b/README-offline.ja index 2d91cf0..40e7245 100644 --- a/README-offline.ja +++ b/README-offline.ja @@ -1,7 +1,84 @@ +1) gnus-offline (Gnus Offline Backend Utility)って何? -gnus-offline で設定可能な変数一覧 +これは T-gnus でメッセージをより容易にオフライン環境で扱うためのユーティ +リティです。 -・gnus-offline-dialup-program +主として T-gnus の `Agent' と呼ばれる機能のために書かれています。 + +また、gnspool などの外部プログラムを用いた nnspool でも使うことができ +ます。また、別途配布の miee.el を送信に使用することも可能です。 + + (*) nspool については info を参照してください。 + (*) gnspool は gn というニュースリーダーと共に配布されています。 + (*) miee.el の最新版は以下の場所から取得できます。 + http://www.shiojiri.ne.jp/%7Et-ichi/meadow.html + +;; gnus-offline を使わなくてもオフラインでの読み書きは出来ますが、 +;; gnus-offline を使えばより設定・操作が簡単に出来ます。 + +具体的には + +・動作に必要な変数の対話的設定が可能 + +・グループバッファで“g”とタイプするだけで、ダイアルアップ->メイル + および ネットニュースの送受信->ダイアルアップの切断 という動作を一気 + に行うことが可能になります。(ただし接続・および切断は別途専用のツー + ルが必要です) + +なお、このドキュメントでは主に T-gnus 6.12.0 以降に附属する +gnus-offline.el について、送受信ともに gnus-agentを使うことを前提に解 +説します。 + +2) インストール + +T-gnus をお使いの場合、gnus-offline.el は特に何も考えなくても T-gnus +と同時にインストールされます。 + +3) 使い方 + +・T-gnus の一般的な使用方法について info などで調べて設定してください。 + +・以下のコードを .emacs に加えます。 + + (autoload 'gnus-plugged "gnus-agent" nil t) + (autoload 'gnus-unplugged "gnus-agent" nil t) + +・以下のコードを .emacs に加えます。 + + (load "gnus-ofsetup") + (gnus-setup-for-offline) + +・以下のコードを .gnus に加えます。 + + (gnus-agentize) + +・Emacs を再起動します。すると、gnus-ofsetup.el が起動しますので、対話 + 的に必要な変数の設定を行います。 + (何を入力したらいいかわからない場合は 4) を参照するか、TAB で入力 + 可能な候補を一覧表示させるかしてください) + すべて設定するとホームディレクトリに .gnus-offline.el というファイル + が出来上がります。(*) + + (*) 「POP パスワードを ~/.newsrc.eld に保存するかどうか」質問さ + れます。これにはよく考慮した上で答えてください。詳しくは 6) + を参照して下さい。 + +・このあと一旦 M-x gnus-plugged で Gnus を起動して、購読するグループを + 決めてください。(詳しい方法は Gnus の info を見てください) + + そして 次回からは M-x gnus-unplugged で Gnus を起動してください。グルー + プバッファで“g”とタイプすることにより前記の動作をするはずです。 + +・M-x gnus でもオフライン起動して欲しい場合は、.emacs に + + (setq gnus-plugged nil) + + を書いて下さい。もし M-x gnus-plugged を使わないならば、これを .gnus に + 書くという手もあるでしょう。 + +4) gnus-offline で設定可能な変数一覧 + +・gnus-offline-dialup-program ダイアルアップするプログラム名 ・gnus-offline-dialup-program-arguments @@ -21,14 +98,14 @@ gnus-offline で設定可能な変数一覧 ・gnus-offline-mail-spool-directory 送信メールのスプールディレクトリ - Offline 状態で Mail を送信すると一旦ここで指定したディレクトリに保存され - ます。 + Offline 状態で Mail を送信すると一旦ここで指定したディレクトリに保 + 存されます。 MIEE を使用する場合以外無効です。 ・gnus-offline-news-spool-directory 送信ニュースのスプールディレクトリ - Offline 状態で News を送信すると一旦ここで指定したディレクトリに保存され - ます。 + Offline 状態で News を送信すると一旦ここで指定したディレクトリに保 + 存されます。 MIEE を使用する場合以外無効です。 ・gnus-offline-mail-treat-environ @@ -41,9 +118,6 @@ gnus-offline で設定可能な変数一覧 'News ... News だけ受信 デフォルト値は 'both です。 -・gnus-offline-popup-menu - メニューを使うかどうかを指定します。デフォルトは "t" です。 - ・gnus-offline-load-hook gnus-offline が load されるときに評価される hook @@ -55,17 +129,18 @@ gnus-offline で設定可能な変数一覧 ・gnus-offline-interval-time Online job を行う間隔(分) - Emacs が idle 状態になってからここで指定した時間毎に Online 状態にし - Mail/News を取得します。 + Emacs が idle 状態になってからここで指定した時間毎に Online 状態に + し Mail/News を取得します。 ・gnus-offline-MTA-type - Message を Online 時に送信するプログラムのタイプで、デフォルトは 'smtp - です。 + Message を Online 時に送信するプログラムのタイプで、デフォルトは + 'smtp です。 'smtp ... smtp.el を使用 'sendmail ... sendmail.el を使用 ・gnus-offline-drafts-queue-type - 送信メッセージをキューに溜めるもののタイプで、デフォルトは 'miee です。 + 送信メッセージをキューに溜めるもののタイプで、デフォルトは 'miee で + す。 'miee は miee.el を使用. 'agent は gnus-agent.el を使用. @@ -81,13 +156,10 @@ gnus-offline で設定可能な変数一覧 ・gnus-offline-hangup-function 切断に使用する関数名 -・gnus-offline-pop-password-file - ユーザー名、メールサーバー、パスワードを保存するためのファイル名 +・gnus-offline-mail-source + メールサーバー、ユーザー名のリスト -・gnus-offline-pop-password-decoding-function - パスワードを保存する際の暗号化を行うための関数。 - -gnus-offline M-x で実行可能なコマンド一覧 +5) gnus-offline M-x で実行可能なコマンド一覧 ・M-x gnus-offline-toggle-plugged offline 状態/Online 状態を切替えます。 @@ -97,19 +169,38 @@ gnus-offline M-x で実行可能なコマンド一覧 ・M-x gnus-offline-toggle-on/off-send-mail Online 状態/Offline 状態での Mail 送信状態を切替えます。 - Online 状態では直接送信しますが、Offline 状態では一旦 spool に書き込み、 - "g" を押した時に全部送信されます。 + Online 状態では直接送信しますが、Offline 状態では一旦 spool に書き込 + み、"g" を押した時に全部送信されます。 ・M-x gnus-offline-toggle-articles-to-fetch 取得する記事を選択します。both -> mail -> news -> both ... のように 切り替わります。 -・M-x gnus-offline-toggle-movemail-program - movemail プログラムを切替えます。 - ・M-x gnus-offline-set-interval-time 記事/Mail の取得、送信を自動的に行う間隔(分)を設定します。 この間隔は Emacs が Idle になってからの時間です。 ・M-x gnus-offline-agent-expire 既読の記事を expire します。 + + +6)【!!!重要!!!】 pop パスワードの管理方法について + +「どうせ自分一人しか使わないコンピュータだからそれほどパスワードの管理 +には注意を払う必要がない」という場合には入力の手間を省く方法があります。 +ただし、当然パスワードを盗まれる危険は増しますので実行する際には 100% +自己の責任のもとで行ってください。 + +初回起動時の gnus-ofsetup.el による変数設定の際、(=~/.gnus-offline.el +がないとき)パスワードを ~/.newsrc.eld に保存するかどうか質問され、“y” +と答えると保存されるようになります。 (*) + + (*) 実際には ~/.gnus-offline.el に以下のコードが追加されます。 + + (add-hook + 'gnus-setup-news-hook + (lambda () + (add-to-list 'gnus-variable-list 'mail-source-password-cache))) + +ただしこの場合は保存されるパスワードは平文のままなのでかなり危険である +ことをご承知のうえお使いください。