X-Git-Url: http://git.chise.org/gitweb/?a=blobdiff_plain;f=README-offline.ja;h=40e7245b756b2dc456171d0dc6a9a19e2a8faf01;hb=c1e90f26c0bf93be82df6d266d2946a6dfb2a17f;hp=36a1b46a46885f738d5e5ccf1c52828991d78cc6;hpb=24ae74007d0958fc3a3ccee146b846240a3ed2bd;p=elisp%2Fgnus.git- diff --git a/README-offline.ja b/README-offline.ja index 36a1b46..40e7245 100644 --- a/README-offline.ja +++ b/README-offline.ja @@ -1,13 +1,17 @@ 1) gnus-offline (Gnus Offline Backend Utility)って何? -これは Semi-gnus でメッセージをより容易にオフライン環境で扱うためのユー -ティリティです。 +これは T-gnus でメッセージをより容易にオフライン環境で扱うためのユーティ +リティです。 -主として Semi-gnus の `Agent' と呼ばれる機能のために書か -れています。 +主として T-gnus の `Agent' と呼ばれる機能のために書かれています。 -また、gnspool などの外部プログラムを用いた nnspool でも使うことができま -す。また、別途配布の Miee.el を送信に使用することも可能です。 +また、gnspool などの外部プログラムを用いた nnspool でも使うことができ +ます。また、別途配布の miee.el を送信に使用することも可能です。 + + (*) nspool については info を参照してください。 + (*) gnspool は gn というニュースリーダーと共に配布されています。 + (*) miee.el の最新版は以下の場所から取得できます。 + http://www.shiojiri.ne.jp/%7Et-ichi/meadow.html ;; gnus-offline を使わなくてもオフラインでの読み書きは出来ますが、 ;; gnus-offline を使えばより設定・操作が簡単に出来ます。 @@ -16,73 +20,65 @@ ・動作に必要な変数の対話的設定が可能 -・グループバッファで“g”とタイプするだけで ダイアルアップ->メイルおよび -ネットニュースの送受信->ダイアルアップの切断 という動作を一気に行うこと -が可能になります。(ただし接続・および切断は別途専用のツールが必要です) +・グループバッファで“g”とタイプするだけで、ダイアルアップ->メイル + および ネットニュースの送受信->ダイアルアップの切断 という動作を一気 + に行うことが可能になります。(ただし接続・および切断は別途専用のツー + ルが必要です) -なお、このドキュメントでは送受信ともに gnus-agent を使うことを前提に解説 -します。 +なお、このドキュメントでは主に T-gnus 6.12.0 以降に附属する +gnus-offline.el について、送受信ともに gnus-agentを使うことを前提に解 +説します。 2) インストール -T-gnus をお使いの場合、gnus-offline.el は特に何も考えなくても T-gnus と -同時にインストールされます。そうでない場合は load-path の通ったディレク -トリに gnus-offline.el と gnus-ofsetup.el を(バイトコンパイルして)置きま -す。 +T-gnus をお使いの場合、gnus-offline.el は特に何も考えなくても T-gnus +と同時にインストールされます。 3) 使い方 -・Semi-gnus の一般的な使用方法について info などで調べて設定してください。 +・T-gnus の一般的な使用方法について info などで調べて設定してください。 + +・以下のコードを .emacs に加えます。 + + (autoload 'gnus-plugged "gnus-agent" nil t) + (autoload 'gnus-unplugged "gnus-agent" nil t) ・以下のコードを .emacs に加えます。 (load "gnus-ofsetup") - (gnus-setup-for-offline) - (load gnus-offline-setting-file) + (gnus-setup-for-offline) ・以下のコードを .gnus に加えます。 (gnus-agentize) -・Emacs を再起動します。すると、gnus-ofsetup.el が起動しますので、対話的 -に必要な変数の設定を行います。(何を入力したらいいかわからない場合は 4) -を参照するか、TAB で入力可能な候補を一覧表示させるかしてください)すべて -設定するとホームディレクトリに .gnus-offline.el というファイルが出来上が -ります。 - -・このあと一旦オンラインでサーバーに接続して、購読するグループを決めてく -ださい。(詳しい方法は Gnus の info を見てください) +・Emacs を再起動します。すると、gnus-ofsetup.el が起動しますので、対話 + 的に必要な変数の設定を行います。 + (何を入力したらいいかわからない場合は 4) を参照するか、TAB で入力 + 可能な候補を一覧表示させるかしてください) + すべて設定するとホームディレクトリに .gnus-offline.el というファイル + が出来上がります。(*) -・.gnus に以下のコードを加えます。 + (*) 「POP パスワードを ~/.newsrc.eld に保存するかどうか」質問さ + れます。これにはよく考慮した上で答えてください。詳しくは 6) + を参照して下さい。 -(gnus-agent-toggle-plugged nil) +・このあと一旦 M-x gnus-plugged で Gnus を起動して、購読するグループを + 決めてください。(詳しい方法は Gnus の info を見てください) -これで Gnus を再起動すればグループバッファで“g”とタイプすることにより -前記の動作をするはずです。 + そして 次回からは M-x gnus-unplugged で Gnus を起動してください。グルー + プバッファで“g”とタイプすることにより前記の動作をするはずです。 +・M-x gnus でもオフライン起動して欲しい場合は、.emacs に -◆また、同梱の pop3-fma.el を用いると複数のメイルアカウントを管理するこ -とが出来ます。 + (setq gnus-plugged nil) -<<<<<< 注意 >>>>>>>>>>> -ただし、T-gnus 6.10.56 以降のバージョンを使用する方は pop3-fma.el は含ま -れていません。Gnus が複数の POP3 アカウントを扱えるようになりましたので、 -pop3-fma.el の設定は外してください。 + を書いて下さい。もし M-x gnus-plugged を使わないならば、これを .gnus に + 書くという手もあるでしょう。 -・pop3-fma-spool-file-alist -    '( - ("po:アカウント1@popサーバ1" pass) - ("po:アカウント2@popサーバ2" pass) - : - : - )) -・pop3-fma-movemail-type - メイル受信に movemail.exe を使う('exe)か pop3.el('lisp) を使うか。 +4) gnus-offline で設定可能な変数一覧 - -3) gnus-offline で設定可能な変数一覧 - -・gnus-offline-dialup-program +・gnus-offline-dialup-program ダイアルアップするプログラム名 ・gnus-offline-dialup-program-arguments @@ -102,14 +98,14 @@ pop3-fma.el の設定は外してください。 ・gnus-offline-mail-spool-directory 送信メールのスプールディレクトリ - Offline 状態で Mail を送信すると一旦ここで指定したディレクトリに保存され - ます。 + Offline 状態で Mail を送信すると一旦ここで指定したディレクトリに保 + 存されます。 MIEE を使用する場合以外無効です。 ・gnus-offline-news-spool-directory 送信ニュースのスプールディレクトリ - Offline 状態で News を送信すると一旦ここで指定したディレクトリに保存され - ます。 + Offline 状態で News を送信すると一旦ここで指定したディレクトリに保 + 存されます。 MIEE を使用する場合以外無効です。 ・gnus-offline-mail-treat-environ @@ -122,9 +118,6 @@ pop3-fma.el の設定は外してください。 'News ... News だけ受信 デフォルト値は 'both です。 -・gnus-offline-popup-menu - メニューを使うかどうかを指定します。デフォルトは "t" です。 - ・gnus-offline-load-hook gnus-offline が load されるときに評価される hook @@ -136,17 +129,18 @@ pop3-fma.el の設定は外してください。 ・gnus-offline-interval-time Online job を行う間隔(分) - Emacs が idle 状態になってからここで指定した時間毎に Online 状態にし - Mail/News を取得します。 + Emacs が idle 状態になってからここで指定した時間毎に Online 状態に + し Mail/News を取得します。 ・gnus-offline-MTA-type - Message を Online 時に送信するプログラムのタイプで、デフォルトは 'smtp - です。 + Message を Online 時に送信するプログラムのタイプで、デフォルトは + 'smtp です。 'smtp ... smtp.el を使用 'sendmail ... sendmail.el を使用 ・gnus-offline-drafts-queue-type - 送信メッセージをキューに溜めるもののタイプで、デフォルトは 'miee です。 + 送信メッセージをキューに溜めるもののタイプで、デフォルトは 'miee で + す。 'miee は miee.el を使用. 'agent は gnus-agent.el を使用. @@ -162,13 +156,10 @@ pop3-fma.el の設定は外してください。 ・gnus-offline-hangup-function 切断に使用する関数名 -・gnus-offline-pop-password-file - ユーザー名、メールサーバー、パスワードを保存するためのファイル名 +・gnus-offline-mail-source + メールサーバー、ユーザー名のリスト -・gnus-offline-pop-password-decoding-function - パスワードを保存する際の暗号化を行うための関数。 - -4) gnus-offline M-x で実行可能なコマンド一覧 +5) gnus-offline M-x で実行可能なコマンド一覧 ・M-x gnus-offline-toggle-plugged offline 状態/Online 状態を切替えます。 @@ -178,16 +169,13 @@ pop3-fma.el の設定は外してください。 ・M-x gnus-offline-toggle-on/off-send-mail Online 状態/Offline 状態での Mail 送信状態を切替えます。 - Online 状態では直接送信しますが、Offline 状態では一旦 spool に書き込み、 - "g" を押した時に全部送信されます。 + Online 状態では直接送信しますが、Offline 状態では一旦 spool に書き込 + み、"g" を押した時に全部送信されます。 ・M-x gnus-offline-toggle-articles-to-fetch 取得する記事を選択します。both -> mail -> news -> both ... のように 切り替わります。 -・M-x gnus-offline-toggle-movemail-program - movemail プログラムを切替えます。 - ・M-x gnus-offline-set-interval-time 記事/Mail の取得、送信を自動的に行う間隔(分)を設定します。 この間隔は Emacs が Idle になってからの時間です。 @@ -196,54 +184,23 @@ pop3-fma.el の設定は外してください。 既読の記事を expire します。 -5)【!!!重要!!!】 pop パスワードの管理方法について -<<<<<< 注意 >>>>>>>>>>> -ただし、T-gnus 6.10.56 以降のバージョンを使用する方は pop3-fma.el は含ま -れていません。Gnus が複数の POP3 アカウントを扱えるようになりましたので、 -pop3-fma.el の設定は外してください。 - -デフォルトでは pop サーバのパスワードは pop サーバーにアクセスする度に入 -力する必要があります。(基本的にこのままにしておくことを推奨します) - -しかし、「これだと面倒だしどうせ自分一人しか使わないコンピュータだからそ -れほどパスワードの管理には注意を払う必要がない」という場合にはいくつかの -(手間を省く)方法があります。ただし、当然パスワードを盗まれる危険は増しま -すので以下の方法のいずれかを実行する際には 100% 自己の責任のもとで行って -ください。 - - -まず、パスワードをファイルに残しては置きたくないがメモリ上に変数として残っ -ていても構わない、という場合は、~/.gnus-offline.el に以下のようなコード -を加えてください。 - -(setq pop3-fma-save-password-information t) - -こうすることにより、パスワードは Gnus 起動時に入力するだけになります。 - -また、ファイルに残しても構わないがメモリ上の変数として残したくない場合、 -または全くパスワードの入力を省きたい場合は、.gnus-offline.el に以下のよ -うなコードを加え、パスワードファイルを指定します。 - -(setq gnus-offline-pop-password-file "~/.pop.passwd") - -指定したパスワードファイル(この例では~/.pop.passwd)を作成し、パスワード -の情報を以下のような形式で書きます。 - - (setq pop3-fma-password - '(("SERVER1" "ACCOUNT1" "PASSWORD1") - ("SERVER2" "ACCOUNT2" "PASSWORD2") - ............................ - )) +6)【!!!重要!!!】 pop パスワードの管理方法について -このファイルをうっかり開いてしまってもパスワードが見えないように、 -base64 でエンコードすることをお勧めします。その為には +「どうせ自分一人しか使わないコンピュータだからそれほどパスワードの管理 +には注意を払う必要がない」という場合には入力の手間を省く方法があります。 +ただし、当然パスワードを盗まれる危険は増しますので実行する際には 100% +自己の責任のもとで行ってください。 - M-: (base64-encode-region (point-min) (point-max)) +初回起動時の gnus-ofsetup.el による変数設定の際、(=~/.gnus-offline.el +がないとき)パスワードを ~/.newsrc.eld に保存するかどうか質問され、“y” +と答えると保存されるようになります。 (*) -のようにします(M-: は通常 eval-expression に割りあてられています)。 -もしここでエンコードしなかったならば、~/.gnus-offline.el に + (*) 実際には ~/.gnus-offline.el に以下のコードが追加されます。 - (setq gnus-offline-pop-password-decoding-function nil) + (add-hook + 'gnus-setup-news-hook + (lambda () + (add-to-list 'gnus-variable-list 'mail-source-password-cache))) -と書きます。(ただしこれは非常に危険です。) - ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ +ただしこの場合は保存されるパスワードは平文のままなのでかなり危険である +ことをご承知のうえお使いください。