From: morioka Date: Mon, 20 Apr 1998 14:36:47 +0000 (+0000) Subject: Add "New Groups". X-Git-Tag: gnus-6_7-tomo-199811302358~77 X-Git-Url: http://git.chise.org/gitweb/?a=commitdiff_plain;h=688d6e2376d93b07ef4c3dafef5dd5a69d87750e;p=elisp%2Fgnus.git- Add "New Groups". --- diff --git a/texi/gnus-ja.texi b/texi/gnus-ja.texi index 57f3c58..1b72e6b 100644 --- a/texi/gnus-ja.texi +++ b/texi/gnus-ja.texi @@ -653,3 +653,168 @@ Gnus は、信頼できるプログラムの一つとして、サーバーと接続できないときは ループの名前を引数としてとります。 +@node New Groups +@section New Groups +@cindex new groups +@cindex subscription + +@vindex gnus-check-new-newsgroups +新しいニュースグループを全く見ないで満足であるならば、 +@code{gnus-check-new-newsgroups} を @code{nil} に設定することができます。 +これを設定した場合、起動にかかる時間が短くなります。この変数が nil に設 +定されていても、グループバッファで @kbd{U} を押せばいつでも新しいグルー +プを購読することができます (@pxref{Group Maintenance})。ディフォルトでは +この変数は @code{ask-server} です。この変数が @code{always} に設定され +ていると、コマンド @kbd{g} を実行したときでもgnusはバックエンドに新しい +グループを探すことを求めます (@pxref{Scanning New Messages})。 + +@menu +* Checking New Groups:: どのグループが新しいかを決定する。 +* Subscription Methods:: 新しいグループに対して gnus は何をすべきか +* Filtering New Groups:: gnus に特定の新しいグループを無視させる +@end menu + + +@node Checking New Groups +@subsection Checking New Groups + +gnusは、普通はグループが新しいかどうかを、購読しているグループと削除され +ているグループのリストと現状ファイル (active file) を比較することにより +決定しています。この方法は特に速いというわけではありません。 +@code{gnus-check-new-newsgroups} が @code{ask-server} であると、gnusは +サーバーに、最後に接続してから新しいグループができているかどうかを尋ねま +す。この方法は速いし、安上がりです。これにより、削除されたグループのリス +トを保持しておくことからから完全に開放されます。ですから、 +@code{gnus-save-killed-list} を@code{nil} にすることができるでしょう。そ +うすれば、起動、終了の両方、そして全体にわたって時間を節約できます。ディ +スク消費量も少なくなります。それなら、どうしてこれがディフォルトではない +のでしょう?残念ながら、すべてのサーバーがこのコマンドを理解するわけでは +ないのです。 + +私は今あなたが何を考えているかを当てられます。どうすればサーバーが +@code{ask-server} を理解するかがわかるのでしょう? え、違うのですか? あぁ、 +良かった。というのは、確実な答は存在しないのです。私に言えることは、この +変数を @code{ask-server} に設定して、数日間新しいグループが現れるかどう +かを調べてください、ということだけです。もしいくつかのグループが現れたな +ら、それで動作しています。一つも現れなければ、それは動作しません。私は、 +gnusにサーバーが@code{ask-server} を理解するかどうかを推量させる関数を書 +くこともできますが、それは単に推量しているにすぎません。ですから、その関 +数を書くことはないでしょう。他の方法としては、サーバーに @code{telnet} +をして、@code{HELP} と打ち、サーバーが理解するコマンドの中に +@samp{NEWGROUPS} があるかどうかを調べることもできます。もしあれば、おそ +らく動作するでしょう。(しかし、適切に機能を提供することなく +@samp{NEGROUPS}をリストに含めるサーバーもあります。) + +この変数は、選択方法のリストであることもできます。そのときは、gnusはコマ +ンド @code{ask-server} をそれぞれの選択方法に対して実行し、普通の方法で +購読 (もしくは、不購読) します。これの副効果は、起動にかなり時間がかかる +ので、待っている間に瞑想できることです。永久の幸福を達成するために、マン +トラ``dingnusdingnusdingnus''を使ってください。 + + +@node Subscription Methods +@subsection Subscription Methods + +@vindex gnus-subscribe-newsgroup-method +新しいグループに遭遇したときにgnusが何をするかは、変数 +@code{gnus-subscribe-nesgroup-method}によって決定されます。 + +この変数は関数を含んでいる必要があります。この関数は新しいグループの名前 +を唯一の引数として呼ばれます。 + +いくつかの手軽なプレハブ関数は、以下のようになっています。 + +@table @code + +@item gnus-subscribe-zombies +@vindex gnus-subscribe-zombies +すべての新しいグループをゾンビ (zombie) にします。これがディフォールトに +なっています。後でゾンビを (@kbd{A z} によって) 概観したり、(@kbd{S z}に +よって) 適切に全てを削除したり、(@kbd{u} によって) 購読したりできます。 + +@item gnus-subscribe-randomly +@vindex gnus-subscribe-randomly +任意の順番ですべての新しいグループを購読します。実際には、すべての新しい +グループはグループバッファの``一番上''に加えられます。 + +@item gnus-subscribe-alphabetically +@vindex gnus-subscribe-alphabetically +すべての新しいグループをアルファベット順に購読します。 + +@item gnus-subscribe-hierarchically +@vindex gnus-subscribe-hierarchically +すべての新しいグループを階層的に購読します。この関数と +@code{gnus-subscribe-alphabetically} の違いは少ししかありません。 +@code{gnus-subscribe-alphabetically} は新しいグループを厳密にアルファベッ +ト順にならべますが、この関数はグループをその階層の中に入れます。ですから、 +@samp{rec} の階層を @samp{comp} の階層の前に持ってきたい場合、この関数は +その配置をぐちゃぐちゃにはしません。もしくは、そのようなものです。 + +@item gnus-subscribe-interactively +@vindex gnus-subscribe-interactively +新しいグループを対話的に購読します。これは gnus が @strong{全て} のグルー +プに対して尋ねることを意味しています。購読するグループは階層的に購読され +ます。 + +@item gnus-subscribe-killed +@vindex gnus-subscribe-killed +すべての新しいグループを削除します。 + +@end table + +@vindex gnus-subscribe-hierarchical-interactive +上の変数と良く関係した変数は、 +@code{gnus-subscribe-hierarchical-interactive}です。この変数が +@code{nil} でないと、gnus は階層的な方法で新しいグループを購読するかどう +かを尋ねます。gnusはそれぞれの階層で、それを下に降りるかどうかを尋ねます。 + +良くある間違いは、数段落前の変数 (@code{gnus-subscribe-newsgroup-method} +) を @code{gnus-subscribe-herarchical-interactive} に設定することです。 +これは誤りです。これは動作しません。これはおめでたい人のすることです。で +すから、絶対にしないでください。 + + +@node Filtering New Groups +@subsection Filtering New Groups + +どの新しいグループが購読 (もしくは、無視) されるべきかを管理する快適で手 +軽な方法は、ファイル @file{.newsrc} の先頭に @dfn{options} 行を挿入する +ことです。次は、例です。 + +@example +options -n !alt.all !rec.all sci.all +@end example + +@vindex gnus-subscribe-options-newsgroup-method +この行は、明らかにまじめで理知的で科学的な人間 (もしくは単なる古く退屈な +人間) が書いたものです。なぜなら、これは @samp{alt} と @samp{rec} で始ま +る名前を持つグループは全て無視され、@samp{sci} で始まる名前を持つグルー +プは全て購読する、ということを表しているからです。Gnusはこれらのグループ +を購読するのに、普通の購読方法を用いません。代わりに、 +@code{gnus-subscribe-options-newsgroup-method} が用いられます。この変数 +はディフォルトでは @code{gnus-subscribe-alphabetically} です。 + +@vindex gnus-options-not-subscribe +@vindex gnus-options-subscribe +ファイル @file{.newrc} をいじりたくない場合は、 +@code{gnus-options-subscribe} と @code{gnus-options-not-subscribe} の二 +つの変数だけを設定することもできます。この二つの変数はファイル +@file{.newrc} の @samp{optinos -n} 行と全く同じことをします。どちらの変 +数も正規表現で、新しいグループは前者に合致すれば無条件に購読され、後者に +合致すると無視されます。 + +@vindex gnus-auto-subscribed-groups +さらにここでおせっかいをする変数は、@code{gnus-auto-subscribed-groups} +です。それは @code{gnus-options-subscribe} と全く同じように動作しますの +で、本当は余分なものです。しかし、私はこの二つがあった方が良いと思いまし +た。もう一方の変数はユーザがいじくるのに使われるのに対して、この変数はい +くつかの基本的な規則を設定するためのものです。ディフォルトではこの変数は +メールバックエンド (@code{nnml} 、@code{nnbabyl} 、@code{nnfolder} 、 +@code{nnmbox} と@code{nnmh}) からできる全ての新しいグループを購読するよ +うになっています。それが嫌であれば、この変数を @code{nil} に設定してくだ +さい。 + +この正規表現に合致する新しいグループは +@code{gnus-subscribe-options-newsgroup-method} を使って購読されます。 + +