From: keiichi Date: Wed, 24 Feb 1999 07:07:39 +0000 (+0000) Subject: New section message-locale-* and message-mime-charset-recover-*. X-Git-Tag: nana-gnus-6_12_4~2 X-Git-Url: http://git.chise.org/gitweb/?a=commitdiff_plain;h=939361207632dbef498d5e202e8109ceeedbbce7;p=elisp%2Fgnus.git- New section message-locale-* and message-mime-charset-recover-*. --- diff --git a/Nana-TIPS.ja b/Nana-TIPS.ja index 96e83d1..623b226 100644 --- a/Nana-TIPS.ja +++ b/Nana-TIPS.ja @@ -93,4 +93,123 @@ message-mail-follow-up-address-checker (Default: nil) これらは Reply-to をつけないメイリング・リストに参加しているときなどに 便利かも知れません。 +-- +message-locale-* + +送信先によって生成するメッセージの MIME charset を制限する等の機能を実 +現するため、 locale の概念を導入しました。 + +現在サポートしているものは、 MIME charset を制限する機能のみですが、将 +来は MIME サポートのレベルも制御できるようにしたいと思っています。 + +定義済の locale には次のものがあります。 + +nil : 特に制限をしません。 + +fj : fj.* に投稿しても文句をいわれない(:-p)であろうと思われるメッ + セージに制限します。 + MIME encoded header に対応していて、かつ日本語対応といわれて + いる MUA であればこれを使えばおおむね大丈夫ではないかと思い + ます。 + +none : すべての機能を制限します。 + 自分で MIME charset を指定したい、どんな MIME charset が選択 + されたのかわからないのは不安だ、という偏執狂^H^H^Hの方には良 + いかもしれません。 + +message-locale-default (Default: nil) + +すべての送信先に対して locale がしていされていない場合にはこの locale +を使用します。 Default では nil です。 + +主に日本語のメッセージを書くことが多いかたは、 fj にしておくと良いかも +しれません。 + +message-locale-detect-for-mail (Default: nil) + +To / Cc / Bcc field に含まれるメイル・アドレスから locale を得るための +関数を指定します。 Default では nil でメイル・アドレスに関するチェック +は行いません。現在、この変数に与えるための関数としては、 +message-locale-detect-with-mail-address-alist +が定義済です。 + +message-locale-detect-for-mail (Default: nil) + +Newsgroup field に含まれるニュース・グループ名から locale を得るための +関数を指定します。 Default では +message-locale-detect-with-newsgroup-alist です。現在、この変数に与え +るための関数としては、 +message-locale-detect-with-newsgroup-alist +が定義済です。 + +message-locale-newsgroup-alist (Default: 下記参照) +message-locale-detect-with-newsgroup-alist() + +message-locale-detect-with-newsgroup-alist() は、この alist からニュー +ス・グループの locale を決定します。 +この変数は、 (regexp . locale) という形式の alist で、 +message-locale-detect-with-newsgroup-alist() は、この alist の先頭から +検索を行いニュース・グループ名が regexp と合致した時点で、 locale を決 +定します。また、合致するものがない場合には locale として nil を返しま +す。 +Default では ("^fj\\." . fj) を定義してあります。 + +message-locale-mail-address-alist (Default: nil) +message-locale-detect-with-mail-address-alist() + +message-locale-detect-with-mail-address-alist() は、この alist からメ +イル・アドレスの locale を決定します。 +この変数の形式は、 (regexp . locale) という形式の alistで、 +message-locale-detect-with-mail-address-alist() は、この alist の先頭 +から検索を行いメイル・アドレスが regexp と合致した時点で、 locale +を決定します。また、合致するものがない場合には locale として nil を返 +します。 + +message-locale-mime-charsets-alist (Default: 下記参照) + +ある locale で使用可能な MIME charset を指定します。 +この変数の形式は、 (locale . MIME-charset-list) という形式の alist で、 +locale は対象となる locale で、 MIME-charset-list はその locale で使 +用可能な MIME charset のリストです。 +Default では次のように定義してあります。 + +((fj . (us-ascii iso-2022-jp iso-2022-jp-2)) + (none . nil) + ) + +iso-2022-jp-2 はまずいんじゃないのという方は次のようにしてください。 + +(modify-alist '((fj . (us-ascii iso-2022-jp))) + message-locale-mime-charsets-alist) + +一つのメッセージ中に複数の送信先が存在し、複数の locale がしていされて +いる場合には、すべての locale に共通の MIME charset のみが使用可能と見 +なします。 + +--- +message-mime-charset-recover-* + +message-mime-charset-recover-function (Default: 下記参照) + +送信先の locale によって許可された MIME charset では decode できなかっ +た場合にこの変数に設定された関数を呼び出します。このための関数としては +次のものが定義済です。 + +message-mime-charset-recover-by-ask() (Default) + +Decode 対象の範囲に narrowing した buffer を表示し、 +message-mime-charset-recover-ask-function に設定された関数を呼び出しま +す。実際の recover 処理は呼び出される関数で定義します。このための関数 +としては、次のものが定義済です。 + +message-mime-charset-recover-ask-y-or-n () (Default) + +自動判定した MIME charset を表示し、 y / n でユーザーに確認をとります。 +n が選択された場合には送信処理を中断します。 + +message-mime-charset-recover-ask-charset () + +ユーザーに使用する charset を指定することを促します。その際の default +値は自動判定した結果になります。 + ;; Nana-TIPS.ja ends here.