From: MORIOKA Tomohiko Date: Mon, 25 Nov 2002 12:23:33 +0000 (+0000) Subject: (omega): New section. X-Git-Url: http://git.chise.org/gitweb/?a=commitdiff_plain;h=f34668ead972590335ec867333f6a05f105ebb89;p=www%2Fchise.git (omega): New section. --- diff --git a/index.html.ja.iso-2022-jp b/index.html.ja.iso-2022-jp index ec5d583..12b404d 100644 --- a/index.html.ja.iso-2022-jp +++ b/index.html.ja.iso-2022-jp @@ -322,6 +322,47 @@ href="http://cvs.m17n.org/cgi-bin/viewcvs/*checkout*/ids/IDS-UCS-Ext-A.txt?rev=H +

文字データベースと連携した組版システム

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+chise-omega +
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+文字符号に制約されることなく一貫して文書処理する上で +重要な部品のひとつは組版・印刷システムだといえます。 +このため、現在、CHISE +プロジェクトでは苫米地等流氏、宮崎泉氏らが中心となって、 +文字データベースより得られる文字オブジェクトの情報に基づいた、 +柔軟かつ拡張性の高い組版システムの設計と実装を行っています。 +

+このサブプロジェクトでは組版エンジンとして Ω と呼ばれる TeX に +基づく多言語組版システムのひとつを採用しています。これは Ω が +TeX より継承した精密な組版能力に加え、 +入出力文字コードを変換する強力な言語ΩTP (Ω Translation Process) +を内蔵していることから、多言語・多文字種の文書を処理するにあたって +現時点で最適なツールと考えられるからです。さらに、ΩTP +は単に文字コードの変換するだけではなく、 +組版規則に従った入出力の変換処理にも利用可能です。 +また、外部のプログラム(標準入出力フィルタ)をプラグイン(外部ΩTP) +として付加し、極めて複雑な処理を行わせることも容易です。 +このようなΩの拡張性は、文字データベースと連携した組版に不可欠なものであり、 +符号化文字集合・文字オブジェクト情報の両者を柔軟に組合せた +実用的で強力な組版システムの構築を可能にすると考えられます。 +

+具体的な実装にあたっては、 +データベースとΩ +のインターフェイスを取るプラグインフィルタの開発を作業の中心としており、 +これと並行して LaTeX/Lambda マクロや XSL +スタイルファイルの設計を行っています。 +また、多様なグリフ表現に必要となるフォントの実装 +およびそのシステム中での扱いについても研究・実証を行っています。 +入力は LaTeX/Lambda 形式を基本として想定しますが、 +プラグインフィルタから XML パーサや XSLT ツールを呼びだすことによる +XML 入力への対応も開発の視野に入れています。同じく出力についても、 +\LaTeX→dvi, XML→dviに加え、LaTeX→XML/FO, XML→XML/FO のような +組み合わせも可能としたいと考えています。 +

+ @@ -482,7 +523,7 @@ m17n.org(多言語化機構)
-Last modified: Thu Nov 21 20:35:06 JST 2002 +Last modified: Mon Nov 25 21:21:01 JST 2002 .