From 23ace2a1e9573a2b5c58c5389655b884fc6b2141 Mon Sep 17 00:00:00 2001 From: yamaoka Date: Tue, 11 Sep 2007 12:02:28 +0000 Subject: [PATCH] Synch with No Gnus (200709111201). --- gnus-ja.texi | 151 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++---------- 1 file changed, 126 insertions(+), 25 deletions(-) diff --git a/gnus-ja.texi b/gnus-ja.texi index 3bb8a53..836d2e4 100644 --- a/gnus-ja.texi +++ b/gnus-ja.texi @@ -466,6 +466,7 @@ Group Buffer * Browse Foreign Server:: サーバーを概観できる。何が読めるのか見てみよう * Exiting Gnus:: ニュースを読むのをやめて、仕事をしよう * Group Topics:: グループを切り混ぜて、トピックごとに分割する +* Non-ASCII Group Names:: 英字以外の名前のグループへのアクセス * Misc Group Stuff:: 他にできること Group Buffer Format @@ -1720,6 +1721,7 @@ Maintenance})。 * Browse Foreign Server:: サーバーを概観できる。何が読めるのか見てみよう * Exiting Gnus:: ニュース読むのをやめて、仕事をしよう * Group Topics:: グループを切り混ぜて、トピックごとに分割する +* Non-ASCII Group Names:: 英字以外の名前のグループへのアクセス * Misc Group Stuff:: 他にできること @end menu @@ -4090,6 +4092,130 @@ Gnus 際、私はこのとき何が起こるのかは「未定義 @dfn{undefined}」である、とここ に宣言します。この手のことをやりたい場合には十分注意しなければなりません。 +@node Non-ASCII Group Names +@section 英字以外の名前のグループへのアクセス +@cindex non-ascii group names + +世界には、それぞれの母国語で表した名前のグループを提供するニュースサーバー +があります。例えば、あるニュースサーバには名前が中国語で綴られたニュース +グループがあって、そこで人々は中国語で話をしています。もちろん Gnus でそ +のようなニュースグループを講読することは可能です。Gnus は現 +在 @code{nntp} バックエンドだけでなく @code{nnml} バックエンド +と @code{nnrss} バックエンドで非-@acronym{ASCII} グループ名をサポートし +ています。 + +すべてのそのようなグループ名は、サーバー側で、ある文字セットでエンコード +されています (@acronym{NNTP} サーバーでは管理者が文字セットを決めますが、 +他のバックエンドのグループではあなたがそれを決めます)。Gnus はあなたのた +めにグループバッファーと記事バッファーでデコードされたものを表示しなけれ +ばなりませんし、サーバーと通信するときはエンコードされたものを使う必要が +あります。しかし Gnus は、各々の非-@acronym{ASCII} グループ名にどんな文 +字セットが使われているかを知りません。以下の二つの変数は、まさに各グルー +プでどんな文字セットを使うべきかを Gnus に伝えるためのものです: + +@table @code +@item gnus-group-name-charset-method-alist +@vindex gnus-group-name-charset-method-alist +選択方法と文字セットの連想リストです。ディフォルト値は @code{nil} です。 +その選択方法で指定されるサーバーにあるグループの名前は、すべてその対応す +る文字セットを使うものと仮定されます。例です: + +@lisp +(setq gnus-group-name-charset-method-alist + '(((nntp "news.com.cn") . cn-gb-2312))) +@end lisp + +この変数でグループに指定された文字セットは、同じグループ +に @code{gnus-group-name-charset-group-alist} 変数で指定されたものより優 +先されます (下記参照)。 + +選択方法は非常に長くなる場合がありますね。このように: + +@lisp +(nntp "quimby" + (nntp-address "news.gnus.org") + (nntp-end-of-line "\n") + (nntp-open-connection-function + nntp-open-via-rlogin-and-telnet) + (nntp-via-rlogin-command "ssh") + (nntp-via-rlogin-command-switches + ("-C" "-t" "-e" "none")) + (nntp-via-address @dots{})) +@end lisp + +そのような場合、この変数の中では @code{(nntp "quimby")} に切り詰めること +ができます。つまり、バックエンド名とサーバー名だけを含んでいれば十分です。 + +@item gnus-group-name-charset-group-alist +@cindex UTF-8 group names +@vindex gnus-group-name-charset-group-alist +グループ名の正規表現と、それに合致するグループのための文字セットの連想リ +ストです。UTF-8 がサポートされている場合は @code{((".*" utf-8))} がディ +フォルト値で、それ以外の場合のディフォルトは @code{nil} です。例です: + +@lisp +(setq gnus-group-name-charset-group-alist + '(("\\.com\\.cn:" . cn-gb-2312) + (".*" . utf-8))) + +@code{gnus-group-name-charset-method-alist} で合致した場合、この変数は無 +視されることに注意して下さい。 +@end lisp +@end table + +これら二つの変数は @code{nntp} 以外のバックエンドにある +非-@acronym{ASCII} 名のグループをエンコードおよびデコードする文字セット +を決定するためにも使われます。つまり、それを決めるのはあなたです。何もし +なければそれらのバックエンドのグループ名で使われる文字セットは、 +@code{gnus-group-name-charset-group-alist} の最後の素子のせいですべ +て @code{utf-8} になるでしょう。 + +さて、非-@acronym{ASCII} グループ名のための重要な変数がもう一つあります。 +@emph{XEmacs ユーザーは必ず設定して下さい}。Emacs ユーザーは必ずしも行な +う必要はありません: + +@table @code +@item nnmail-pathname-coding-system +この変数の値は coding system もしくは @code{nil} (それがディフォルト) で +す。@code{nnml} バックエンド、@code{nnrss} バックエンド、 +@acronym{NNTP} 印 (@pxref{NNTP marks})、エージェント、およびキャッシュは、 +それらのファイルとディレクトリーで非-@acronym{ASCII} グループ名を使いま +す。この変数は、それらのファイル名とディレクトリー名をエンコードおよびデ +コードするときに用いられる coding system を指定す +る @code{file-name-coding-system} の値を上書きします。 + +XEmacs (@code{mule} 機能付き) では、@code{file-name-coding-system} はファ +イル名をエンコードおよびデコードするのに用いられる coding system を指定 +する唯一の手段です。したがって、 +@emph{あなた (XEmacs ユーザー) は} @code{nnmail-pathname-coding-system} を +非-@acronym{ASCII} グループ名をエンコードおよびデコードするのに適切 +な coding system に@emph{設定しなければなりません}。一 +方 Emacs は @code{file-name-coding-system} の値が @code{nil} だった場合、 +@code{default-file-name-coding-system} の値を使用します。通 +常 @code{default-file-name-coding-system} の値は言語環境に従って初期化さ +れるので、その値が非-@acronym{ASCII} グループ名をエンコードおよびデコー +ドするために適切であれば、何もする必要は無いでしょう。 + +この変数 (または @code{default-file-name-coding-system}) の値は、必ずし +も @code{gnus-group-name-charset-method-alist} およ +び @code{gnus-group-name-charset-group-alist} によって決定される値と同じ +である必要はありません。 + +例えば中国語で綴られたニュースグループを講読したいのに、 +@code{default-file-name-coding-system} がディフォルト +で @code{iso-latin-1} に初期化されてしまうのならば、それは Emacs ユーザー +でも @code{nnmail-pathname-coding-system} を設定しなければならない最も典 +型的な場合です。@code{utf-8} coding system はそのための良い候補です。あ +るいはこの変数を設定する代わりに、 +@code{default-file-name-coding-system} が適切な値に初期化されるように、 +あなたのシステムの言語環境を変更しても良いでしょう。 +@end table + +記事を非-@acronym{ASCII} グループから他のグループにコピーまたは移動する +場合、グループ名をエンコードおよびデコードするための文字セットが両方のグ +ループで同じでなければならないことに注意して下さい。さもないと記事バッ +ファーに Newsgroups ヘッダーが正しく表示されないでしょう。 + @node Misc Group Stuff @section その他のグループ関連 @@ -4186,31 +4312,6 @@ method) を持っていなければなりませんが。 @vindex gnus-permanently-visible-groups この正規表現に合致するグループは、それが空であるかどうかに関わらず、常に グループバッファーに表示されます。 - -@item gnus-group-name-charset-method-alist -@vindex gnus-group-name-charset-method-alist -グループ名用の選択方法と文字セットの連想リストです。これは英字ではないグ -ループ名を表示するために使います。 - -例: -@lisp -(setq gnus-group-name-charset-method-alist - '(((nntp "news.com.cn") . cn-gb-2312))) -@end lisp - -@item gnus-group-name-charset-group-alist -@cindex UTF-8 group names -@vindex gnus-group-name-charset-group-alist -グループ名用のグループ名の正規表現と文字セットの連想リストです。これは英 -字ではないグループ名を表示するために使います。UTF-8 がサポートされている -場合は @code{((".*" utf-8))} がディフォルト値で、それ以外の場合のディフォ -ルトは @code{nil} です。 - -例: -@lisp -(setq gnus-group-name-charset-group-alist - '(("\\.com\\.cn:" . cn-gb-2312))) -@end lisp @end table @node Scanning New Messages -- 1.7.10.4