[emacs-canna for Emacs 20 with dl 説明書（日本語版）]
by 守岡 知彦

はじめに
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  この package は dynamic loading 機能を持った Emacs 20 でかんなを使う
ためのものです。よって、予め

    ftp://ftp.jaist.ac.jp/pub/GNU/elisp/emacs-20-dl/

にある patch を Emacs 20.2 もしくは Emacs 20.3 に当てて emacs を作り直
す必要があります。

;; 上記の patch は現在のところ SunOS 4.1.[34] と Linux と FreeBSD にの
;; み対応していますが、ELF 対応の OS の場合、src/s/gnu-linux.h や 
;; src/s/sunos4shr.h を参考に src/s/*.h を修正して dynamic loading 機
;; 能を持った emacs を作れるかも知れません。また、どうしてもうまくいか
;; ない場合、canna.c を linkしてしまう方法もあります。


準備
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(1) dl 対応 Emacs の作成

    まず、前節で述べたように、dynamic loading 機能を持った Emacs 20 を
    用意して下さい。

    例：(emacs-20.3 の source が /usr/src/ に開いてあり、
         emacs-20.3-dl.diff も /usr/src/ にある場合）

    % cd /usr/src/emacs-20.3

    % patch -p1 < /usr/src/emacs-20.3-dl.diff

    % ./configure

    % make

    % make install

(2) APEL の install

    この package に含まれた canna.el を使うには APEL（9.4 以降）
    package が必要です。APEL は

        ftp://ftp.jaist.ac.jp/pub/GNU/elisp/apel/

    から入手可能です。

    APEL の README.en を見て APEL を install しておいて下さい。


Install
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(1) configure の修正

    - もし Emacs 20.3 の実行 file の名前が“emacs”以外の場合は、
      “EMACS=”以下の部分をその file 名に書き換えて下さい。

(2) configure の実行

    % ./configure

(3) make の実行

    % make

(4) install

    % make install


関連 tool
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  ゆでて使う場合には nabe が便利かも知れません。nabe は

    ftp://ftp.jaist.ac.jp/pub/GNU/elisp/nabe/

  から入手可能です。


謝辞
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  Emacs 20.* 用の dynamic loading package を作られた g新部さんに感謝し
  ます。