[FLIM の README (日本語版)] FLIM とは? =========== FLIM は Internet message に関する様々な表現形式や符号化に関する基礎 的な機能を提供するための汎用部品です。FLIM は以下のモジュールから構 成されています: std11.el --- STD 11 (RFC 822) 形式に基づく解析処理等 mime.el --- MIME-entity に関する諸機能の提供 mime-def.el --- MIME 形式に関する定義 mime-parse.el --- MIME 解析器 mel.el --- MIME 符号器/復号器 mel-b-dl.el --- base64 (B-encoding) 符号器/復号器 (dynamic loading 機能付き Emacs 20 用) mel-b-ccl.el --- base64 (B-encoding) encoder/decoder (using CCL) mel-b-el.el --- base64 (B-encoding) 符号器/復号器 (他の emacsen 用) mel-q-ccl.el --- quoted-printable and Q-encoding encoder/decoder (using CCL) mel-q.el --- quoted-printable と Q-encoding 符号器/復号器 mel-u.el --- uuencode のための非公式 backend mel-g.el --- gzip64 のための非公式 backend eword-decode.el --- encoded-word 復号器 eword-encode.el --- encoded-word 符号器 mailcap.el --- mailcap の解析処理等 以下の環境で動作します: Emacs 20.4 以降 XEmacs 21.1 以降 導入 (Installation) =================== (0) 導入 (install) する前に、APEL (10.7 以降) を導入してください。APEL は以下のところで取得できます: ftp://ftp.m17n.org/pub/mule/apel/ (1-a) 展開した場所への導入 展開した場所とは異なる場所に導入したくないなら、 % make だけを実行してください。 emacs のコマンド名を指定することができます。例えば、 % make EMACS=xemacs `EMACS=...' が省略されると、Emacs=emacs が使われます。 (b) make install 展開した場所とは異なる場所に導入したいなら、 % make install を実行してください。 emacs のコマンド名を指定することができます。例えば、 % make install EMACS=xemacs `EMACS=...' が省略されると、Emacs=emacs が使われます。 Emacs Lisp プログラムのためのディレクトリー木の接頭辞 (prefix) を指 定することができます。例えば、 % make install PREFIX=~/ `PREFIX=...' が省略されると、指定された emacs コマンドのディレクトリー 木の接頭辞が使用されます (おそらく /usr/local です)。 例えば、PREFIX=/usr/local と Emacs 20.7 が指定されれば、以下のディレ クトリー木が作成されます。 /usr/local/share/emacs/site-lisp/flim/ --- FLIM /usr/local/share/emacs/20.7/site-lisp/flim/ --- FLIM Emacs Lisp プログラムのための lisp ディレクトリーを指定することがで きます。例えば、: % make install LISPDIR=~/share/emacs/elisp `LISPDIR=...' が省略されると、指定された emacs のコマンドの site-lisp ディレクトリーが使われます (おそらく /usr/local/share/emacs/site-lisp か /usr/local/lib/xemacs/site-lisp) です。 emu モジュール (APEL パッケージに入っています) が標準でないディレク トリーに導入されている場合は、それらのある場所を指定する必要 があります。例えば: % make install VERSION_SPECIFIC_LISPDIR=~/elisp どのファイルが emu モジュールか APEL モジュールの一部なのか、それら がどこに導入されるかを知りたいときは、次のようなコマンドを入 力することができます。 % make what-where LISPDIR=~/elisp VERSION_SPECIFIC_LISPDIR=~/elisp また、FLIM-CFG ファイルを編集することで他の選択可能な設定を指定する ことができます。その詳細に関しては FLIM-CFG ファイルの注釈 (comment) を読んでください。 (1-c) XEmacs のパッケージとして導入する XEmacs のパッケージ・ディレクトリーに導入する場合は、 % make install-package を実行してください。 XEmacs のコマンド名を指定することができます。例: % make install-package XEMACS=xemacs-21 `XEMACS=...' が省略されると、XEMACS=xemacs が使用されます。 パッケージ・ディレクトリーを指定することができます。例: % make install PACKAGEDIR=~/.xemacs `PACKAGEDIR=...' が省略されると、存在するパッケージ・ディレクトリー の最初のものが使われます。 [注意]XEmacs のパッケージ・システムは XEmacs 21.0 かそれ以降が必要 です。 バグ報告 ======== バグ報告や改善の提案を書いたときは、是非 EMACS-MIME メーリングリスト に送ってください: emacs-mime-en@m17n.org (英語) emacs-mime-ja@m17n.org (日本語) EMACS-MIME ML を通して、FLIM のバグを報告したり、FLIM の最新のリリー スを取得したり、FLIM の将来の拡張の議論をしたりすることができます。 EMACS-MIME ML に参加するには、空の電子メールを emacs-mime-en-ctl@m17n.org (英語) emacs-mime-ja-ctl@m17n.org (日本語) に送ってください。