Gnus の Info マニュアルの全訳です。No Gnus v0.11 に対応します。 インストール ============ % ./configure % make % make install 次のように、使う Emacs とインストール先のディレクトリを指定できます。 % ./configure --with-emacs=EMACS --infodir=INFODIR ディフォルト値は、引数無しで configure を実行するとできる Makefile の 中身を見てください。EMACS の値を /usr/local/bin/emacs のように絶対パス 名にすることはできません。あらかじめ PATH 環境変数を設定してください。 例です: % ./configure --with-emacs=emacs-22.3 --infodir=/usr/local/info Gnus のバッファーで `C-c C-i' をタイプするか message バッファーで `M-x message-info' をタイプしたときに日本語版の Info マニュアルを読み たいならば、~/.gnus.el ファイルに以下の advice を加えることができます: (defadvice Info-goto-node (around prefer-japanese-edition activate) "日本語版の Gnus マニュアルを優先する。" (if (and (not (eq major-mode 'Info-mode)) (string-match "\\`(\\(emacs-mime\\|gnus-coding\ \\|gnus-faq\\|gnus\\|gnus-news\\|message\\|pgg\\|sasl\\|sieve\\))" (ad-get-arg 0))) (let ((orig (ad-get-arg 0))) (ad-set-arg 0 (concat (substring (ad-get-arg 0) 0 (1- (match-end 0))) "-ja" (substring (ad-get-arg 0) (1- (match-end 0))))) (condition-case nil ad-do-it (error (ad-set-arg 0 orig) ad-do-it))) ad-do-it)) Gnus の版 ========= Emacs に含まれているものではなく、Gnus タワーからリリースされる版に対 応します。同時期に複数の Gnus の版がリリースされる場合は、より開発色の 強い版が対象になるでしょう。 リリースされた日本語マニュアルの取得場所 ======================================== http://www.jpl.org/gnus-doc-ja.html または ftp://ftp.jpl.org/pub/gnus-doc-ja/ リリースされた Gnus の tarball である xgnus-m.n.tar.gz に対応する Info マニュアルの日本語版の tarball は xgnus-m.n-doc-ja.tar.gz です。 印刷 ==== PDF や PS ファイルを作ることができます。ただし dvipdfmx, jbibtex, pdvips, ptex, texi2dvi の各コマンドを使うことができる環境が整備されて いなければなりません。configure を行なった後で、以下を実行してください。 % make pdf または % make ps 作成済みの PDF ファイルが、このパッケージと同じ場所にあります。 匿名 CVS ======== 次のようにして、翻訳作業中のマニュアルを取得することができます。 % cvs -d :pserver:anonymous@cvs.m17n.org:/cvs/root login 最初だけ必要です。パスワードを尋ねられたら単に RET キーを押してくださ い。 % cvs -d :pserver:anonymous@cvs.m17n.org:/cvs/root checkout gnus-doc-ja 翻訳作業への参加 ================ どなたでも歓迎します。作業を行なっている場所は % CVS_RSH=ssh cvs -d :ext:cvs@cvs.m17n.org:/cvs/root で、リポジトリの名前は gnus-doc-ja です。アカウントを取得するには、希 望するユーザ名と ssh2 の公開鍵をそえて、 宛てに平文 のメールを送ってください。 *注意* 用語や和英混在文の分かち書きなどに関して、多くの暗黙の流儀があります。 すでに翻訳されているものをよく眺めて、できる限り、従来のやり方に従って ください。 連絡場所 ======== 当面 semi-gnus-ja メーリングリスト を使います。 Gnus に付属している README ファイルの全訳 ========================================= * 内容 このパッケージには開発版の Gnus が入っています。lisp ディレクトリーに は lisp ファイルのソースがあり、texi ディレクトリーには Gnus の info のページがあります。 * Emacsen No Gnus は Emacs 21 か XEmacs 21.4 より古いものでは全然動きません。 Emacs の開発版 (Emacs 23) のユーザーには、Emaacs に付属している版のも のを使うことを強く奨励します。 * セットアップ Gnus を使うには、まず開梱してファイルを取り出してください。これを読ん でいるのですから、あなたがそれを行なったのは明らかですね。 ソースファイルは絶対にバイトコンパイルするべきです。それには、このディ レクトリーで単に "./configure && make" を実行すれば良いです。 "make install" を行なってはいけません。繰り返します。"make install" を 行なっては *いけません*。"make install" を行なってから「動かない」と 苦情を言われると、私はとても困ってしまいます。"make install" を行なっ て偶然に動いてしまったら、それはとても結構で素敵ですが、まったくありそ うもないことです。 XEmacs を使っている場合は、*必ず* "./configure && make EMACS=xemacs" を実行してください。 次に、どこに Gnus があるかを Emacs に伝える必要があります。それには以 下のようなものを .emacs ファイルか、またはそういうものを収めておく場所 に書き込めば良いでしょう。 (setq load-path (cons (expand-file-name "~/ngnus-0.11/lisp") load-path)) (require 'gnus-load) Gnus のマニュアルを読めるようにするには、このようなものを使ってくださ い。 (require 'info) (if (featurep 'xemacs) (add-to-list 'Info-directory-list "~/ngnus-0.11/texi/") (add-to-list 'Info-default-directory-list "~/ngnus-0.11/texi/")) Gnus のマニュアルをコンパイルするには、かなり新しい Emacs かとても新し い版の texinfo ツールが必要です。 そうして `M-x gnus' をすれば、すべてがうまく… うーむ… 行くはずなんで すが、もしかしたらだめかもしれません。`debug-on-error' を t に設定して バックトレースを私にメールしてください。あるいは、Gnus がなぜ正しく動 作しないかを調べて、それを直して、diff を私に送る方が遥かに良いです。:-) 私があなたに手伝って欲しいことと書いて欲しいことは、主に次の四つです: 1) 起動するときにすべてが滑らかに行きますか? またはなぜだめですか? 2) 普通にニュースを読んでいるときに、どんなエラーが起きますか? 3) 普通はしないことでも、それをするとどんなエラーが起きますか? 4) 嫌いな機能、好きだけれども少しひねりたいもの、そして欲しい機能。 どんな批評も、バグの修正または苦情も、すべて `bugs@gnus.org' に送って ください。