岡部@京大です。 message/partial が簡単に decode できるようになったので、tm-comp.el をいつも使うようにしようと思ったのですが、使いはじめてみるといろいろ 不満がでてきました。 ・送信に失敗しても、なにごともなく終ってしまい、うまく送れたか どうか確認できない(バッファもなくなる) ・mh-letter-mode からの送信の場合、mh-send-letter が本来もつ 機能である、prefix argument による切替えや、annotate の 機能が使えなくなる。 ・news-reply-mode の場合、nntp-server が open されていないと こける。これは gnus-post-news を単独に起動した場合や 書いているうちに connection が切れた場合に困る。 ・news-inews-hook や mh-before-send-letter-hook も効かない。 ・分割後のメッセージのボディ部の先頭に、分割前のメッセージの ヘッダ部が入るが、そこに Fcc: や Dcc: が見えてかっこ悪い。 などの問題点がありました。そこでこれらを踏まえて大幅に改良して みました。改良点のあらましは、 1、分割されないメッセージの場合には、mime/message-default-sender-alist に書かれた本来の関数(mh-letter-mode なら mh-send-letter)が呼ばれるよ うにした(これで tm-comp を標準設定にいれてしまってもほぼ問題ないと 思います)。 2. 分割したメッセージをそれぞれ送る方法 mime/message-sender-alist とは 別に、分割送信前と分割送信後にそれぞれ一回づつ実行される hook を 書けるようにした。 3. mime/message-sender-alist に登録する method の初期値として、 mh-send-letter および gnus-inews-news での機能をほぼとりこむ ようにした。 4. 一つの記事の行の制限を mime/message-default-max-length とし さらに、mode ごとの制限も mime/message-max-length-alist に 書けるようにした。 5. MIME で書いた記事の preview のための関数として、 mime/draft-preview というのを用意した(これはおまけ)。 などです。パッチをつくったらもとより大きくなってしまったので、 全体をお届けします。 # alist の中身が長くなりすぎたのですが、別の関数として独立させた 方がいいでしょうか?