XEmacs UTF-2000
[m17n.org]
[
京都大学 人文科学研究所 附属 漢字情報研究センター
]
現在の最新版は
XEmacs UTF-2000 0.18 (大和小泉)
です。
XEmacs UTF-2000 について
XEmacs UTF-2000 は、文字を文字属性の集合で表現することにより
文字符号に依存せずに文字を処理することを目指した「UTF-2000
モデル」の XEmacs に基づく実装です。
XEmacs UTF-2000 は「
UTF-2000 プロジェクト
」において開発していましたが、
「UTF-2000 プロジェクト」が実質的に「
CHISE Project
」に受け継がれて以来、XEmacs UTF-2000 の開発は
CHISE Project の一部となっています。
Mailing List
XEmacs UTF-2000 に関する議論等は UTF-2000 mailing list で行っています。
XEmacs UTF-2000 の開発に参加したい方、XEmacs UTF-2000
使ってみたい方、XEmacs UTF-2000 についての質問・要望、その他
XEmacs UTF-2000 に関する議論に参加したい方をお待ちしています。
UTF-2000 mailing list に参加希望の方は
utf-2000-ctl@m17n.org
宛に
subscribe あなたの名前
の一行を書いた mail をお送りください。
その後、確認の mail を届きますので、その mail の中にある
confirm PASSWORD あなたの名前
の1行を本文にして返事を送ってください。
CVS
XEmacs UTF-2000 の開発は CVS
上で行われており、以下の手順で最新版を取り寄せることができます:
cvs login
% cvs -d :pserver:anonymous@cvs.m17n.org:/cvs/root login
CVS password: [CR] # NULL string
checkout
% cvs -z9 -d :pserver:anonymous@cvs.m17n.org:/cvs/root
checkout -r utf-2000 -d XEmacs-UTF-2000 XEmacs
XEmacs UTF-2000
XEmacs UTF-2000 0.18 (大和小泉) における変更点
- 文字属性関連機能と char-table 関連機能の実装を統合した
- ISO/IEC 10646-2:2001 の SMP (0群1面) および SIP (0群2面)
のサポート開始
- GT サポートの開始
-
CHINA3
外字サポートの開始
- CBETA 外字サポートの開始
- 台湾 中央研究院の
CDP 外字および「漢字庫」サポートの開始
- ucs-cns, ucs-jis, ucs-cns を新設した
- `ideograph-daikanwa' が大漢和修訂第2版を表すことを明確化し、
それとは別に大漢和修訂版を表す `ideograph-daikanwa-2' を新設した
- 権利関係の問題から文字鏡関連機能を分離した
- 漢字の部品の結合構造に関するデータ形式を定義し、データを追加し始めた
- その他文字データベースの追加・修正・変更
- 既に定義された coded-charset を継承した coded-charset
を定義できるようにした。このため、関数 make-charset の property
として
- 'mother
- 親 coded-charset を指定する
- 'code-min
- 親 coded-charset での code-point の下限を指定する
- 'code-max
- 親 coded-charset での code-point の上限を指定する
- 'code-offset
- 親 coded-charset での code-point に対する offset を示す
- 'conversion
- 親 coded-charset での code-point に対する変換を指定する
を追加した
- 関数 encode-char を追加した
- Big5 系 coding-system で使用する coded-charset
を指定できるようにした(関数 make-charset の第3引数の
property 'charset-g1 で Big5 系 coded-charset を指定する)
作成の仕方
少なくとも configure に --with-mule, --without-wnn, --with-utf-2000
を指定してください(まだ、Wnn は support されていません)。
また --with-text-coding も付けた方が良いかも知れません。
- 例
- % ./configure --with-mule --without-xim --without-wnn
--with-utf-2000 --with-text-coding
あとは通常の XEmacs の作成と何ら変わる所はありません。
- 例
- % make
% make install
また、configure に --with-utf-2000 等を指定しないことで
non-Mule/Mule XEmacs を作ることができます。
Sample Images
Resource
参考文献
Links
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Last modified: Mon Jul 22 14:27:14 JST 2002
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